工法と構造

2×4IMP工法 進化し続けるテクノロジー

当社の使命は、グローバルスタンダードな家造りだと考えています。世界の中には、100年以上経っても住み継がれている家が存在します。
高断熱・高気密・高い耐火性・高い耐震性、などの特性を持ち合わせた耐久性のある家です。

幾度の台風にも耐え抜き、幾度も寒い冬を乗り越えて、災害や不慮の火災の際にも生き残った、そんなグローバルスタンダード(世界基準)を満たす家造りを目指し、当社は2x4工法という結論に達しました。

そんな優れた工法に現代のテクノロジーをプラスして主要構造部に集成材を用い更に強度をUPさせ、また、経年変化を軽減させた当社独自の2x4IMP工法

グローバルホームでは、
全棟にIMP工法を標準採用しております。

1 耐震性

木造軸組工法(在来工法)は、柱と梁を点で結合しますが、これに対して2x4工法では、床・4方の壁・屋根(天井)の6面体で建物を支えます。この6面体BOXは、どの方向から力が加わっても、その力を分散出来る屈強なモノコック構造となります。モノコック構造とは、頑丈なボディーが求められる航空機の為に開発された構造で、他にもスペースシャトル、新幹線、F1カーなどにも使われている、非常に強固な構造です。

2x4住宅の優れた耐震性は、過去に多大な被害をもたらした震災時に結果として現れています。1995年に兵庫県南部を襲った阪神・淡路大震災では、家屋の全壊約10万1000棟、半壊を含めた一部倒壊が約28万9000棟以上(平成7年自治省消防庁発表より)この壊滅的状況下の中でも2x4住宅のうち96.8%が特に補修をしなくても継続して居住可能な状態を保ったその事実が2x4住宅の優れた耐震性を証明しています。

  • 木造軸組工法
  • 2×4工法
2 耐火性
  • 石膏ボード写真
  • ファイヤーストップ構造

木造住宅で有りながら省令準耐火構造に認定される2x4工法、その優れた耐火性の秘密は、内壁や天井に、厚さ12.5mm以上の石膏ボードが貼られている事と、木造軸組工法(在来工法)と違って枠組されている構造自体がファイヤーストップの効果をもたらし万が一の火災時にも、被害を最小限に抑えてくれます。

石膏ボードの中には、約21%の結晶水が含まれており、火に当たると約25分間水分を出し続け温度の上昇を遅らせます。そのため火を出火もとで抑え、初期消火を可能にします。この石膏ボードが突破されても2x4住宅は、躯体各部が密閉空間のファイヤーストップ構造になっているため空気を遮断し各部屋が防火区域となって延焼を妨げます。

その他、随所に耐火に対する工夫が盛り込まれています。その高い耐火性能は、火災保険料に反映され、2x4住宅はT構造(耐火構造の意味で鉄筋コンクリート造や鉄骨造と同じ扱い)となり木造軸組工法(在来工法)の約半分の火災保険料で済みます。

3 機密・断熱性

2x4工法は、熱を伝えにくい性質の構造材(鉄の約1/350)を使用すると同時に、床や壁のパネル(枠)に断熱材を隙間なく均一に入れ、パネルどうしを面で接合し、さらに防湿気密ポリフィルムなどとの相乗効果で高い断熱性と気密性を実現しています。木造軸組工法(在来工法)の様に筋交いや火打梁部分での断熱材の施工むらによる断熱欠損の心配も要りません。また、 2x4工法の場合、先に床組を行なうプラットフォーム工法となるため床下からの寒さや湿気も完全にシャットアウトします。
高い気密性と断熱性を兼ね備えた2x4工法住宅は、冷暖房のエネルギー消費を削減出来る環境にも家計にも優しいエコ住宅と言えるでしょう。

断熱材写真

耐久性

急激な温度変化によって発生する結露は、カビやダニなどの発生原因だけでなく、木材の腐食など建物にとってとても悪影響を及ぼします。2x4工法の住宅は、構造自体が断熱性に優れている為、屋外と屋内の温度差が発生しにくく、その結果結露の発生を抑制します。
また、当社では、床下の湿気対策として防湿ポリフィルムを敷き詰めた上に防湿コンクリートを打設して地中からの湿気を遮断し、床下換気や外壁通気工法で壁内と軒裏の通気層から湿気を屋外に逃がすなど、随所に色々な工夫を設け耐久性の向上に努めています。当社では、木造軸組工法(在来工法)のようにせっかく強度と精度を持たせた大切な乾燥材を使用した構造体を何日間も露出したまま、水(降雨など)にさらす事の無い様、クレーン車を使用し1階パネルから屋根パネルまでわずか1日で建て込みを完了します。翌日には、防湿シートで建物を覆い、屋根の防水工事やサッシ取り付けまで完了出来る為、天候の影響を受けにくく冬季間でも安心して施工する事が可能です。

防湿コンクリート写真

プレカットシステムについて